顔にできる、できものトラブルで最も多いのは顔ニキビですが、その顔ニキビの中でも特に鼻やその周辺にできるものの中で、ニキビと良く似た「面疔(めんちょう)」というおできがあるのをご存じでしょうか。ニキビだと思って潰してしまったり、あまりいじりすぎてしまうと、面疔を悪化させてしまうこともあります。

そんな面疔とニキビの見分け方、面疔ができてしまったときの対処方法などをご紹介します。

面疔(めんちょう)とはどんなものなのでしょうか?

鼻にぽつりとできたできもの、赤くなっているからニキビだとばかり思っていたら、実は全く違うものだったということが良くあります。その正体は「面疔(めんちょう)」というおでき、この面疔はニキビとは原因となるものもメカニズムも全く異なるため、対処方法はどのようにしたら良いかなど悩んでしまうことも多いものです。

まずは、面疔とはいったいどのようなものなのかを知っておくことにしましょう。

面疔はどのようにしてできる?ニキビとは異なる原因

ニキビの原因はアクネ菌や皮脂だということは良く知られていて、この皮脂対策をしたりアクネ菌やを撃退することがニキビ予防につながるという知識を持っている人は非常に多くいます。

しかし、もし鼻にできたぽつりとしたものがニキビではなく、面疔だったとき、どういった原因で面疔ができてしまったのかを知っている人はあまりいないのではないでしょうか。

面疔とはどのような原因でできるのでしょうか。

黄色ブドウ球菌

実は、面疔の原因となるものは、「黄色ブドウ球菌」という細菌です。

黄色ブドウ球菌が、毛包という毛穴の奥にある組織部分に入り込み増殖することで炎症や膿を作りだし、面疔を引き起こします。

昔は、鼻の血管を通じて面疔の原因菌である黄色ブドウ球菌が脳まで到達し、死に至るという人も存在していました。

現在では抗生物質の発明によって、面疔の黄色ブドウ球菌で死ぬ人はいなくなりましたが、面疔はそれほど恐ろしい肌トラブルだったということです。

面疔とニキビとの違いは?どれが面疔でどれが鼻ニキビ?

では、面疔とニキビはどのようにして見分けるのでしょうか。ここでは、面疔とニキビの決定的な違い、特徴を知り、面疔なのかニキビなのかの早期判断ができるような知識をご紹介していきます。

面疔とニキビの大きな違い、それは「痛み」

面疔はあまり知られていない肌トラブルであるため、できてしまっても赤く炎症している赤ニキビだと勘違いしてしまうケースが非常に多くなっています。

放置して炎症が酷くなってしまったり、大きくなってきたり、傷痕になってしまわないように、面疔とニキビの違いを知っておきましょう。

面疔とニキビの大きな違い、それは、触れたときの痛みが強いかどうかで判断できます。

それが鼻にできた赤ニキビではなく、面疔だった場合、面疔の中身は化膿して膿が溜まり、炎症が進んでいるため、触るとかなりの痛みを感じるという点が最も顕著な特徴だといえるでしょう。

触ってみていたいときには面疔、ではどう対処したらいいのか

触って強い痛みを感じ、そのできものがニキビではなく面疔だということがわかったら、その後はどうしたらよいのでしょうか。

方法としては、まず面疔は自然治癒する事も多いため、触らず刺激せず数日様子を見てみるようにしましょう。

改善する気配がない、炎症が酷くなる、大きくなってくるようであれば、皮膚科に相談するようにしましょう。

面疔を予防するためにとる対策は?面疔予防のためにはどうしたらよいのでしょうか

では、このような面疔を予防することはできないのでしょうか。面疔の原因である菌、面疔ができる部分が毛穴という事を考えると、その対策が見えてきます。

肌トラブルを予防し、肌を清潔にする、毛穴対策などを考えるとニキビケアと通じる

面疔を予防するには、まず肌を清潔にして、原因菌である黄色ブドウ球菌を寄せ付けないという事が大切です。

そして、黄色ブドウ球菌が入り込んでしまう毛穴をしっかりと洗浄するという点も重視しなければなりません。

さらに、肌のバリア機能をしっかりと働かせ、肌を活性化しておく必要があるともいえるでしょう。

こういったスキンケアが必要とされていることを考慮すると、スキンケアはじつにニキビケアをおこなう際のスキンケアと似通っています。

つまり、ニキビケアとしてのスキンケア、保湿によって肌の機能を整える、肌を清潔に保つ、毛穴が詰まったりするのを防ぐなどは、面疔対策のスキンケアとしても実力を発揮するのです。

面疔、ニキビを同時に予防し、肌トラブルのない健康な肌を手に入れるためには、ニキビケアを普段から徹底して意識していくことが大切という結果になります。

まとめ

このように、面疔はアクネ菌と皮脂が原因となるニキビとは性質も原因菌も症状も異なるものですが、スキンケアによる予防の方法は共通するものがあります。

面疔はできてしまうと治るまで一定の時間を要します。痛みを伴い、赤く腫れあがるため、ストレスの原因にも、日常生活に支障をきたすということにもなります。また、顔の中心部に位置している鼻にできてしまうことが多いため、非常に目立ってしまい、おしゃれや外出、メイクを楽しむ事も難しくなってしまうといういくつもの大きなデメリットもあります。

そんな憂鬱な面疔が顔にできてしまうことを許さないためには、普段からしているニキビケアが非常に有効であるため、日ごろからニキビ対策としてのスキンケアを怠らないようにしておきましょう。